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松尾 寛 院長

HIROSHI MATSUO

眼科から全身を診る。
なんでも相談できる眼科医を目指して。

香川医科大学を卒業後、東京大学の眼科学教室に入局。経験を積んだ後、2006年に十条駅より徒歩3分のこの地に眼科・小児眼科を標榜する『まつお眼科クリニック』を開業。

松尾 寛 院長

松尾 寛 院長

まつお眼科クリニック

北区/上十条/十条駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

熱意と大学病院で培った経験をもって、地域医療で還元

松尾 寛 院長

幼い頃から物事に入り込むタイプでした。小学生の時は昆虫が好きで、図鑑を1日中ずっとながめていても平気な子供でした。当時の夢は昆虫学者でしたね。高校生になると、今度は本を通じて人間の心理に興味をおぼえるようになります。一時は臨床心理士になることを真剣に考えたのですが、最終的な治療は医師に委ねられると聞き、そこで初めて医学部を志すようになったのです。
ところが、大学で勉強を進めていきますと、もっと具体的なことがわかるようになります。私が実習に励んでいた当時、精神科は治療をおこなってもなかなか治っていかないという印象を受けました。それならばむしろ、治療によって明白に答えが出る分野が良いと思うようになり、そのナンバーワンが眼科だったのです。これには時代背景もありました。当時、眼科は顕微鏡を使った手術の黎明期にあたっていまして、その成果を目の当たりにした時、「これをやろう、これしかない」と思ったのです。
香川医科大学を卒業した私は、東京大学の眼科学教室に入局することになります。ゼロベースの時に最も良い教育を受けることが大事だという意識があり、入局試験を経て、念願だった教室に入ることになりました。勉強がそんなにできたわけではありませんから、熱意を受け止めてくれたのだと思いますね(笑)。
私はもともと“大雑把”なところがあったものですから、時として厳しく叱られたりもしました。今は、そこまで愛情のこもった指導をして下さった事に対する感謝の気持で一杯です。
眼科・小児眼科を標榜する『まつお眼科クリニック』は2006年に開院いたしました(JR埼京線・十条駅より徒歩3分)。大学病院で培ったさまざまな経験を、地域医療で還元していければと思っています。

大学病院との連携を生かし、患者さんの安心につなげる

松尾 寛 院長

自分にできることは自分で、難しいものは大学病院等に紹介する。患者さんの幸せを考えれば、その分別こそが大事です。私は大学に長く在籍し、その間、医局長を務めてもきました。その経験の中で知り合ったさまざまなスペシャリティーを持った先生に患者さんを紹介しています。私が直接顔を知る先生につなぐことで、患者さんの安心感にもつながっています。
そのつながりを生かすためにも、クリニックを大学とそう遠くないところで構えたいと思っていたところ、縁あってこの地に開設することができました。交通が便利なこともあって、近隣からはもちろんのこと、埼玉、千葉、茨城、神奈川、群馬など遠方からも多くの方がいらしています。大学を出て初めて、私をこんなにも頼りにしてくださっているということがあらためてわかり、身が引き締まる思いです。

全身に関わる疾患を目から察し、迅速に治療のゴールを目指す

松尾 寛 院長

スペシャリティーとしての緑内障治療がありましたが、これまで、お子さんからご高齢の方まであらゆる症状を診て、対応してきました。当院では、間口を広く、という態をとっています。予防的なことから検診的なことから、なんでも相談していただけるようにということです。気がつけばお悩み相談室のようになっていて、眼科以外の話をすることも多くなっていますね。
目を診れば、身体のさまざまなことがわかります。目は身体の鏡とも、心の窓とも言われているのです。糖尿病網膜症はその代表例で、その他にも全身にからむような疾患を目から察することが出来る場合もあります。その様な場合、内科などと迅速に連携し治療のゴールにたどり着く事も多いものですから、その辺を皆さん頼りにしてくださっているのかもしれません。

常に初心を忘れることなく研鑽を積む

実際のところ、病名がつく疾患は一部で、カテゴライズできない疾患も多いのです。ですから本来を言えば、わかっている病気の名前でカテゴライズするほうが無理があるわけです。
症状があるのに、検査をしても何も出ない。これは、西洋医学の教科書に合致しないということに過ぎません。そしてそれは、近い将来、スーパーコンピューターが判断してくれるようになるかもしれません。
医師となって20数年。これまでたくさんの病気を診てきましたが、まだまだ勉強が足りない、奥が深いと思っています。常に初心を忘れることなく、一生研鑽を積んでいきたいと思っていますし、どこまでも発展途上だと考えています。

これから受診される患者さんへ

昨今はタブレット端末やスマホの普及で、ドライアイや眼精疲労、あるいは近視の頻度が高くなっています。近視が厄介なのは、さまざまな目の病気が起きやすくなるという点です。緑内障もそう、網膜剥離や黄斑変性も近視の人に発症頻度が高いのです。何事も、ほどほどが大切です。時間にも気を配り、近くばかりではなく、時には遠くを見たり、目を休めることを心掛けていただければと思います。
診察をしていますと、早期発見さえできていれば、という方を多く見受けます。たとえば緑内障の場合、治療を実際に受けている人は患者さん全体の1割に過ぎないというデータがあります。つまり、8割から9割の方は、発見もできないまま、放置されています。
何もなくとも、40歳を1つの区切りとして眼科を受診してください。あるいは、健診や人間ドックを有効に活用していただくことも有効でしょう。病気の兆候がないかをその時点で見きわめることが非常に大切です。

※上記記事は2015.11に取材掲載したものです。
個人の主観的な評価や情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

松尾 寛 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:福岡県
  • 趣味:お酒、乗馬
  • 好きな作家:五木寛之
  • 好きな映画:ヒューマンドラマ
  • 座右の銘:初心を忘れない
  • 好きな音楽:ソウル、ブルース
  • 好きな場所:海

グラフで見る『松尾 寛 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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