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牧野 賢司 院長

KENJI MAKINO

一口腔単位の治療を心掛ける

『牧野歯科医院』は、1991年に開院いたしました

牧野 賢司 院長

牧野 賢司 院長

牧野歯科医院

北区/赤羽/赤羽岩淵駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科

歯科技工士から出発

牧野 賢司 院長

私は歯科技工士から出発しました。手先が器用だったものですから、それを生かせる仕事をと考え、日本歯科大学の専門学校へと進んだのです。歯科医師となったのは、そこから大学に入学できる環境に自分があることを自覚したからでした。技工士として歯科の世界に携わるようになると、最初から最後までを自分が担当したいという気持ちが募るようになります。技工の仕事そのものは今でも好きですが、自分の欲求に素直に従ったというところでしょうかね。
大学では、いくぶん余裕を持って授業に臨めていたような気がします。なにしろ、それ以前に国家試験を通ってるわけですので。当時の補綴の先生から、「時間内に課題を収めたのは、お前が初めてだ」と言われたものでした。余裕があった分、歯科における他の分野にも目を向けることができましたし、それは今のわたしの診療の礎となっています。
『牧野歯科医院』は、1991年に開院いたしました(東京メトロ南北線・赤羽岩淵から徒歩2分、JR京浜東北線・赤羽駅より徒歩8分)。
ここは交通が便利なのでしょう、学生さんも多くいらっしゃっています。それから、開業から25年ほどが経つことになりますが、当時の患者さんもまだまだ元気で通われています。

一口腔単位の治療を心掛ける

牧野 賢司 院長

難しいことを言うつもりはないのですが、一口腔単位の治療を心掛けています。一口腔単位の治療とは、歯並びや歯の接触点、顎関節等の絡みを診ながら、お口全体の機能を回復させる治療を指します。
人間のあごには、30度の角度がついています。歯はそのあごと連動して動くわけですので、接歯の角度もそれと同じになれば、無用なストレスはなくなるわけです。この角度が違えばどうなるか。周辺の筋肉にもストレスが掛かり、食いしばりが生じたり、過度な負担が歯に加わって、さまざまな問題を引き起こすことになります。
形態解剖学からひもとけば、理想的な歯並びや歯の形を瞬時に見出すことができます。これはセオリーさえ理解していれば、そんなに難しいことではなく、基準を元にしながらお口を診ていくことになります。あえて言うなら、それこそが私の診療の特徴ということになるでしょう。古い考え方かもしれませんが。

自分がされてイヤなことを避けるという原則

牧野 賢司 院長

自分がされてイヤなことは、なるべく人にしないということ。たとえば、痛くならないように、というのがそれですね。
一般に歯科で麻酔をおこなう時は、まず表面麻酔を塗り、そのあとに針を用いた麻酔をおこないます。当院ではその間に、針のない麻酔器をはさむことにしています。ごく微量ですけども、薬液が体内に入ることにより、針の侵入時の痛みが抑えられるわけです。
これは何も特別なことではなく、多くの歯科医院でおこなわれていることかもしれません。しかし、最初にお話ししました、自分がされてイヤなことを避けるという原則に従い、1つひとつの工程を丁寧にしていくことを自分に課しています。

技工士としての経験が直接役立っている

難しい症例については、外部への発注ではなく、私が自らおこなっています。歯ぐきは骨の上に乗っているわけですが、場所により、沈むところと沈まない箇所が存在します。歯ぐきに厚みがあれば沈んでいくし、薄ければ沈まない。その差は石膏の型を通して伝わるものではありませんので、自分の指でさわり、型の取り方も工夫をこらしていく必要が出てくるのです。
技工士としての経験が直接役立っていると言えるのは、こうしたケースにおいてです。自分が関わって満足いくものができるのであれば、労をいとわず、手掛けるべきだということですね。

回数でも時間でもなく、汚れが残らないようにすることが肝心

近隣の小学校で、600人からなる生徒の校医をしています。そこでよく聞かれるのが、歯みがきで大事なのは、回数か、それとも時間なのか、ということ。私はよく、歯みがきをお掃除にたとえます。床にゴミがまだ落ちている状態で、お掃除が終わったとは言えませんよね。ゴミが残っていれば、それが無くなるまでやって初めてお掃除が終了ということになります。歯みがきも同様です。回数でも時間でもなく、汚れが残らないようにすることが肝心なのです。
もう1つ、お掃除は目で見ておこなうのが原則です。歯みがきも一緒で、鏡で見ながら進めていくのが大切です。歯みがき粉で泡が立ち、お口の様子が見られないまま進めていくのは賢明とは言えません。歯みがき粉をつけてみがく前に、まず空みがきをしてみてください。
習慣となってこれまで続けてきたことを見直すのは、億劫に感じられるかもしれません。しかし、最初は面倒に感じていても、続けていけば、それが新しい習慣となります。いつまでも元気に過ごしていけるように、今ルーティンとなっていることを見つめなおしていただければと思います。

※上記記事は2016.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

牧野 賢司 院長 MEMO

  • 出身地:静岡県
  • 趣味:釣り、ランニング、自転車
  • 好きな本・雑誌:老人と海、ソフト・エネルギー・パス/釣り雑誌
  • 好きな映画:アクション
  • 座右の銘:自分がされてイヤなことは人にしない
  • 好きな音楽・アーティスト:オールジャンル/きゃりーぱみゅぱみゅ
  • 好きな場所:久米島

グラフで見る『牧野 賢司 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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