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大谷 一晃 院長

KAZUKAKI OHTANI

地域の医療に貢献する“家庭医療専門医”
病気にかからないための予防的なアプローチ

昭和大学医学部を卒業後、みさと健和病院や三楽病院など地域の拠点病院で急性期医療に従事した後、立川相互病院の総合診療科に勤務。慢性疾患で苦しむ患者さんの診療に奔走するなかで、国内ではまだ500名ほどしかいない“家庭医療専門医”の資格を取得。2016年8月には、東京メトロ「赤羽岩淵」駅2番出口より徒歩1分の場所に「赤羽岩渕診療所」を開院。

大谷 一晃 院長

大谷 一晃 院長

赤羽岩淵診療所

北区/赤羽/赤羽岩淵駅

  • ●内科

“家庭医療専門医”の資格を取得し、2016年8月に「赤羽岩淵診療所」を開業

大谷 一晃 院長

祖父の時代から代々続く歯医者の家系に生まれました。まだ赤羽界隈に歯科医院がほとんどなかった80年ほど前に祖父の大谷文三が「大谷歯科医院」として開業したのがはじまりで、その後、父・大谷一好が「ニュー大谷歯科」として引き継ぎ、現在は妹が「赤羽岩淵ニュー大谷歯科」の院長を務め診療を行っています。

私はと言うと、小さい頃から歯が丈夫で虫歯になったことも無く、親からは「虫歯になったことが無いから歯医者はやめておいた方がいいね」と、医学部に入学し医師としての道を選ぶことにしました。
大学を卒業した後、医師としてまずは救急の現場や急性期医療をきちんと診られるようにならなければと思い、埼玉県にある「みさと健和病院」をはじめ、「東京健生病院」や「都立大塚病院」、精神科や産婦人科にも熱心な「三楽病院」など地域の拠点病院で研修を続けました。
実際の診療に携わるなかで、「急性期の疾患よりも慢性疾患の患者さんをじっくり診る方が自分に合っているかも」と自分の目指す診療スタイルに気がつき、総合診療科で知り合った先生にすすめられ「立川相互病院」で勤務することになりました。
「立川相互病院」では、およそ3年間を過ごしたのですが、日本プライマリケア連合学会が認定する“家庭医療専門医”の資格も取得することができ、また、父と妹の代替わりの時期とも重なり2016年8月に「赤羽岩淵診療所」を開業することになりました。

患者さんの家庭環境や社会的な背景も見ながら診療する“家庭医療専門医”の視点

大谷 一晃 院長

“家庭医療専門医”と聞いても、どんな診療を得意とする医者かピンと来る人はまだ少ないと思います。制度化されて間もない新しい専門医で全国でも380名ほどしかいませんし、おそらく赤羽界隈で同じく“家庭医療専門医”として診療を行っている先生も少ないのでは無いかと思います。
一般的な内科と比べると、病気に対して薬を処方するだけではなく、患者さんの家庭環境や社会的な背景も見ながら包括的な視点で診療するのが特徴です。たとえば、薬がきちんと飲めない高齢者の方がいたとして、実は認知症が原因で薬が飲めていないことが分かったので、介護保険を申請したり、また、ひとり暮らしの方に訪問薬剤師を手配して薬の正しい飲み方を説明したり、服用状況の確認もできるような体制を整えているところです。
“家庭医療専門医”は病気を治すだけではなく、ワクチンの接種もそのひとつですが、病気にかからないための予防的なアプローチを診療の大きな柱のひとつに据えています。 “家庭医療専門医”を志したきっかけでもあるのですが、地域の患者さんやそのご家族を診るのはもちろん、地域全体の健康寿命を上げることや医療に対する知識やリテラシーを向上させることにも貢献したいと思い、日々診療を行っています。

現在、「赤羽岩淵診療所」で外来をするほか、近くにある「赤羽岩渕病院」では在宅診療にも携わっています。当院に通う患者さんが外来に来られなくなってしまった場合、地域の在宅医療でどんなことをしているのか理解できていたほうが、患者さんにも伝えやすいと思いますし、何より安心していただけるのではないかと思っています。

歯科と内科が連携した診療を強みとする地域の身近なかかりつけ医として

大谷 一晃 院長

また当院の特色として、2階の「赤羽岩淵ニュー大谷歯科」と連携した診療行っています。これは医師を目指した頃から妹と「いつか一緒にできればいいね」と話していたことでもあるのですが、たとえば糖尿病の方は虫歯になりやすいのですが、糖尿病の疑いのある患者さんに対して受診を促すこともできますし、腎臓の働きが悪い方も歯の治療が難しく、血液検査や超音波などで患者さんの状態を知ることが歯科医にとっても治療に役立ちます。
また80年も続く歯科医院に3代にわたって通っていただく地域の方も多く、歯の治療を受けた患者さんが「じゃあ一緒に診てもらおうかな」と気軽にお越しいただいているのもひとつの特徴かと思います。
今後はレントゲンなど検査機器も徐々に充実させていきたいと考えており、地域の身近なかかりつけ医として、歯科と内科の連携を強みとした診療も地域の方々に提供していきたいと思います。

今はまだ開業したばかりなので地道に診療を行い、「“家庭医療専門医”ってこういうこともしてくれるんだ」とか「歯医者と一緒に診てもらえるから便利だね」とか、実際に体感して気づいてもらえることを大切にしていきたいと思います。

漢方薬の処方や疼痛管理に有効な灸も取り入れた幅広い診療スタイル

これまで総合診療そして“家庭医療専門医”としてスキルを磨いて来たのと同時に、いわゆる代替医療にも興味があり、漢方薬、灸を診療の一環として取り入れたり、趣味として続けている太極拳もいずれ診療に取り入れていきたいとも考えています。
これは研修医時代に僧侶であり、鍼灸師の免許も持っている先輩医師と出会ったのがきっかけで、学び始めました。今では灸は診療にかかせないツールになっており「肩が痛い」とか「首が凝る」といった患者さんには特に好評です。
太極拳はまだ2段と修行中のため地域の皆さまに教えられるようになるのはまだまだ時間がかかりそうですが、“家庭医療専門医”としていろいろな可能性を探っていきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

寝たきりにならないためにも、病気になってから治療するのではなく、病気にかからないための予防にも意識して生活をすると、“健康寿命”も長くなりよりいっそう充実した日々が送れると思います。

健康に関する「よろず相談所」的な立ち位置を目指しています。「風邪かな?」と症状があるときはもちろん、何かお困りのことがあれば気軽にお立ち寄りください。

また“家庭医療専門医”として地域の医療を向上させるためにも、勉強会やセミナーなど地域の集まりにも積極的に参加していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

※上記記事は2016.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

大谷 一晃 院長 MEMO

  • 出身地:東京
  • 趣味・特技:太極拳、スキー、音楽鑑賞(主に洋楽)、仏像鑑賞
  • 好きな本・愛読書:主に歴史小説が好きですが、最近はジャンルを問わず乱読しています。 好きな作家は井上靖です。
  • 好きな映画:千と千尋の神隠し
  • 好きな言葉・座右の銘:清廉 正確 誠実
  • 好きな音楽・アーティスト:洋楽(エアロスミスとスティービーワンダーはコンサートに行きました。)
  • 好きな場所・観光地:京都、温泉地(名所旧跡、寺社仏閣めぐりが好きです)、 赤羽界隈では一番街周辺の飲み屋さんが好きです。
  • 好きな食べ物:うなぎ、卵かけごはん

グラフで見る『大谷 一晃 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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