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院長先生

― 医師(北区)―

小畑 正孝 院長/赤羽在宅クリニック(赤羽岩淵駅・内科)の院長紹介ページ

小畑 正孝 院長

MASATAKA OBATA

自分らしくその時までを過ごす。
その人のすべてを診ていくのが私たちの役割。

東京大学大学院医学系研究科において公共健康医学を専攻。在学中より訪問診療に関わり始め、2016年9月に『赤羽在宅クリニック』を開院。現在にいたる。

小畑 正孝 院長

小畑 正孝 院長

赤羽在宅クリニック

北区/赤羽/赤羽岩淵駅

  • ●内科

人が人らしく生き、その時を迎えるまでを全力でサポートする

小畑 正孝 院長

子供の頃は喘息でよく病院のお世話になっていました。喘息は病院で薬液吸入などの措置をしてもらうと、とたんに楽になるものです。病気にあまり縁のない方にとっては、病院というのは不安を覚える場所かもしれません。しかし、私にとっては喘息の苦しさを和らげてくれる、安心できる場所という印象でした。その印象は成長しても忘れることはなく、そういった経験から医師という職業を自然と志すようになったのだと思います。
病院勤務時代、ご高齢の方が肺炎で搬送されてくる事態をよく目にしました。治療によって回復し、無事退院されるのですが、その後同じ方が再び肺炎で運ばれてくるということを何度も経験しました。このようなことが起こるのは、高齢者の肺炎が老衰によって引き起こされることが多いからです。老衰が原因ですので、治療をしても何度も繰り返してしまいます。しかし、病院は運ばれてきた方に対しては責任をもって治療を行います。一見素晴らしいことのように思えますが、これが繰り返されれば医療費は膨らみ続けます。また、治療を望んでいない方もいるかもしれません。とすると、誰も望んでいない治療が行われていることになります。このような医療の矛盾は、医療制度そのものに問題があるのではないかと考え、政策に関わる研究を行うため大学院に進みました。
在宅医療に携わったのは、大学院生時代のことです。在宅医療の現場に身を置いてみると、制度の問題云々ではなく、医療者と患者さん側のコミュニケーションがきちんととれていれれば、おだやかにご自宅で日々を過ごすことが可能だと実感しました。それならば、自らが在宅医療を行うことで日本の医療に貢献できると考え、在宅医療の道へ進むことを決意しました。

ご高齢の方のすべてのお悩みを解決すべく努力する

小畑 正孝 院長

赤羽在宅クリニックでは、「一人の主治医が患者さんのすべてを全体的に診る」ということを方針としています。在宅医療を望まれる方のなかには通院が困難な方や、病院に行くことを望まれない方もいらっしゃいます。しかし、「私は内科ですので、他の問題は診察できません。」ということでは、患者さんはご自宅で安心して暮らすことはできません。ですから、基本的にはどのような問題も主治医としてすべて診ています。
一方で、最近は専門医を求める方が多くいらっしゃいます。しかし、高齢者に関していうと、抱えている病気は1つではないことがほとんどです。仮に抱えている病気が1つであれば、専門性を活かした診療は非常に重要であると思いますが、複数の病気を抱えていて問題が複雑な場合には、えてして、“まとまりのない診療”に向かう危険性があります。私は「高齢者の専門家」として、患者さんが抱えているあらゆる問題に対して責任を持って診察していきたいと思っています。

在宅医療を通じ 患者さんの生活に密着した医療を届ける

小畑 正孝 院長

繰り返しになりますが、ご高齢の方はさまざまな病気を抱えておられることが多くあります。何ヶ所ものクリニックや診療科にかかっていれば、症状の数やクリニックの数だけ薬は増えていくことになります。薬が増えれば、“作用が重複してしまう”ケースも出てきます。最新の研究では、薬の種類がある程度以上になると、そのメリット以上に、さまざまな有害事象(デメリット)が増えていくことが報告されています。だからこそ、誰かが責任を持ち、薬に優先順位をつけ、整理してあげる必要があるのです。私が診療を始めるときは、薬を整理することから始めます。実際、それだけで体調が良くなったという方もたくさんいらっしゃいます。
「病院に通えなくなった方が利用するもの」。在宅医療について、そうした消極的なイメージを持たれている方は少なくないでしょう。しかし、一人の主治医が患者さんを全体的に診て管理してくれる在宅医療は、むしろ積極的に選択いただきたいものだと考えています。なぜなら、診察室よりも圧倒的に情報量が多い家での様子や生活環境を知ることができるからです。
薬の話を例に挙げます。飲みきれないほどの薬を処方されると、ご自分の判断で薬を取捨選択してしまう方がいます。外来の先生も薄々は気づいておられると思いますが、患者さんに「ちゃんと飲んでいます」と言われてしまえば、頭ごなしに否定をするわけにもいきません。結果、職務に忠実な方であればあるほど、薬が所定の効果を果たしてないと考え、さらなる増量を決断するケースも珍しくありません。その結果、ご自宅に大量の薬が放置されている状況を生んでしまうのです。
このような問題は、ご自宅に出向けば一目瞭然です。薬の一元管理に始まり、その方の生活により則した医療を提供できることが、在宅医療の大きなメリットなのです。

現在の身体の状況と、可能な医療の選択肢をあますところなく説明することが大切

自宅で治療を受けるならこういう選択肢があり、病院に行けば、こういう選択肢もある。両者にまたがってメリットやデメリットを説明することは、意外にもあまりおこなわれていません。病院に行けば、当然、病院側が行うことができる選択肢を提示するでしょうし、第三者の助言がない限り、それを受け入れざるを得ないのが患者さんであり、ご家族の立場です。
ですから、赤羽在宅クリニックでは、「今、どういう状態にあり、今後はどうなっていくのか。」「それに対して、治療法はこれとこれとこれが考えられる。」というような情報をきちんと伝えるように心がけています。具体的に治療に取りかかる前に、選択肢や判断材料となる情報を提供していくことが大切なのです。
もちろん、治療を受けることは重要ですし、必要なことです。しかし、はっきりとしたメリットがないのに、それしか選択肢がないからといっておすすめするのは、少し問題があるのではないでしょうか。特定の方向に患者さんを導く必要はありません。患者さんの状況を説明し、ご理解いただいた上で、きちんと話し合って患者さんのこれからを決めていくべきだと私は考えています。

これから在宅医療を受診される患者さんへ

そろそろ介護サービスを利用しようかと考えてはいるものの、保険の使い方や、そもそもどのようなサービスが存在するのかご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、主治医がいないままご自宅でお亡くなりになった場合、警察による検死がおこなわれる場合があることをみなさんはご存知でしょうか。これは非常に深刻な問題で、ご家族は悲嘆にくれる中、過分な負担を強いられることになります。
『赤羽在宅クリニック』では、相談員がみなさまのあらゆるご相談を承り、患者さんご本人の状態とご家族の方の希望を聞いた上で、手続きを含めたサポートをご案内させていただいています。誰しも介護とは無縁ではいられません。その時になってあわてることがないよう、しっかりと備えていただきたいですね。在宅医療に関することは、なんでもお気軽にご相談ください。

※上記記事は2016.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

小畑 正孝 院長 MEMO

  • 出身地:秋田県
  • 趣味:水泳
  • 好きな本:『ゆたかな社会』(ガルブレイス)
  • 座右の銘:「事実と正義に基づいて行動する」
  • 好きなアーティスト:X JAPAN
  • 好きな観光地:パリ

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