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木村 隆雄 院長

TAKAO KIMURA

充実の医療体制で患者様に安心を提供。
地域の「命」を見守っていきたい

東京医科大学卒業。帝京大学ちば総合医療センター、東京医科大学病院に勤務。2005年に『木村クリニック』を開院(東京メトロ南北線「王子神谷駅」より徒歩2分、JR京浜東北線「東十条駅」より徒歩8分)。

木村 隆雄 院長

木村 隆雄 院長

木村クリニック

北区/神谷/王子神谷駅

  • ●内科
  • ●整形外科
  • ●皮膚科
  • ●リハビリテーション科
  • ●老年内科
  • ●訪問診療

皆さんにとって最も身近で、信頼出来るお医者さんに

木村 隆雄 院長

学生時代、医学部を目指し一緒に勉学に励んでいた友達がいました。彼は目が不自由だったのですが、医者になってから角膜移植手術を受け、今は立派な眼科医として元気に頑張っておられます。私が医者を目指したのは、彼の存在に支えられた面が大きかったでしょうね。また元来、人とのふれあいを好み、誰かの役に立ちたいと考えていた私にとって、この仕事は向いていたという面もあったように思います。
大学卒業後は整形外科の外傷班として、主に急性期の患者さんを対象とする病院に勤務しました。当時はほぼ毎日当直というような感じでした。その後は母校に戻り、脊椎やスポーツ障害の診療にも携わりました。忙しいながらも充実した日々を送っていたのですが、ある時、子供のころにお世話になったご近所のクリニックが目に入りました。“治す医療”も確かに大切ですが、多くの人にとって最も身近なお医者さんと言えば、近所にあるかかりつけの先生ではないでしょうか。懐かしいクリニックを目にした瞬間、地域に根付き、そこに住んでいる方が安心して暮らせるようお手伝いをしていけたらと考え、自らのクリニックを立ち上げることになったのです。

私たちが目指す地域のクリニックの形

木村 隆雄 院長

外来では、整形外科、外科、リハビリテーション科、内科、皮膚科を中心に、患者さんに寄り添った安心の優しい医療をモットーに診療をしておこなっています。24時間365日対応の在宅診療では、総合内科、神経内科、糖尿病、消化器、呼吸器、整形外科、皮膚科、老年科、放射線科など全てを経験豊富な医師が支えています。末期がんや難病、認知症など、どのような疾患の患者さんでも総合的に訪問診療が出来る体制が整っています。
また、当院では主治医制度を導入しています。人間にはさまざまな臓器があり、そして心があります。臓器別に診療をおこなうのは当然としても、その人の心が忘れられては本当に癒すことは出来ません。主治医と専門医が協力して病気の治療にあたり、さらに主治医は周りの家族や環境、背景、文化にまで思いを巡らすことで、その人らしい生き方を最後まで支えることが出来るのです。
開業当初は私を含め医師はたった2人という体制で在宅診療をスタートさせました。歩みは本当にゆっくりとしたものでしたけども、「先生が来てくれると安心」という患者さんの言葉を励みに、これまでやってこれたと思っています。
ご高齢でがんを患い、半年以上外出することが出来ない方がおられました。その患者さんの家の前の桜が、見事に咲きました。医療コーディネーターからの提案があり、車いすに移乗した患者さんをそのまま抱えて庭に出て、桜を一緒に愛でる機会を設けたのです。「この桜は樹齢60年なの。長女が生まれたときに桜の苗を持ってきて植えたのよ。こんなに立派な桜だなんて、今まで気づかなかったわ…」。うれしそうに話してくれた患者さんのお顔は一生忘れることが出来ないと思います。私の中で地域の医療に必要な形が本当の意味で見えた瞬間でした。心に響く、本当に良い笑顔でした。

すべては患者さんのために

木村 隆雄 院長

癌の終末期の患者さんで、大きな病院での治療がもはやなくなった場合、緩和ケア病棟やホスピスに入るという選択肢を迫られることがあります。その選択が悪いわけではありませんけども、果たして皆が皆、それを望んでいるかと言えば、そうではないと思うのです。自分らしい生き方で、最後の最後までお家にいたい。そういう想いに寄り添える医者でありたいと思っています。
人によって考え方や価値観は異なります。医者だから、ということでそのすべてを理解出来るわけではないということも重々承知していますが、患者さんの想いや願いを見きわめる力を日々磨き、その人らしい生き方を最後まで支えられる自分でありたいと強く望んでいます。

人とつくる、地域とつくる在宅医療

医師に看護師、ケアマネージャー。公的な資格者は限られていますが、有資格者だけで多くの人を見ていくには自ずと限界があります。より患者さんのためになるにはどうすればいいか。試行錯誤の中で始まったのが、医療コーディネーターという発想でした。
医療コーディネーターは医療行為はおこなえませんが、常に訪問診療に寄り添うプロフェッショナルとして、ご本人やご家族、そしてケアマネージャーや訪問看護師とのコミュニケーションを率先しておこない、患者さんやそのご家族が望む形で自宅療養が出来るような環境づくりをおこないます。
医者だからといってすべてがわかるわけではもちろんありませんし、それぞれの専門性を持ち寄ってはじめて、思い描く形の自宅療養が完成に近づくわけです。その輪の中心にいるのが医療コーディネーターであり、彼らの存在があってこそ、私たちの在宅医療が成り立つと考えています。

これから受診される患者さんへ

病院で看取れない方もたくさん増えていく中で、今後より一層在宅医療の充実が求められてくる時代になります。『木村クリニック』では、癌をはじめとする終末期の患者さんをしっかりサポート出来る体制を今以上に整え、ご本人やご家族が安心して暮らせるよう支えてまいります。お身体のことはもちろん、何か困ったこと、心配なことがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

木村 隆雄 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:スポーツ(アイスホッケー)、音楽鑑賞
  • 好きな本:音楽系雑誌
  • 好きな映画:ジブリ映画
  • モットー:「すべては患者様のために」
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:洋楽全般/Hi-Standard
  • 好きな場所:上高地

グラフで見る『木村 隆雄 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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