黒木 卓馬 院長への独自インタビュー

幼少期に憧れた医師が自分の原点。脳神経内科の道へ

私は医師の家系というわけではなく、会社員の父の家庭で育ちました。しかし幼少期は病気がちで、近所のクリニックにかかる機会が多いものでした。その頃しっかり診てくださったクリニックの先生が優しく印象的で、いつか地域医療というかたちで自分も医師になりたいという気持ちを抱きました。それが今の私の原点だと思います。中学、高校と進み本格的に卒業の進路について考えた際に、自然と医師の道を目指すようになりました。医学部卒業後は、大学病院の脳神経内科で研鑽を積みました。その後、在宅診療所などで訪問診療や在宅での医療について経験を積み、当医療法人社団である鳳優会で2023年に『あすかホームケアクリニック』の院長に就任しました。当医療法人社団の各クリニックでは在宅療養支援診療所として訪問での内科診療を行っており、主にご高齢の方など通院が困難な患者さんを対象に私たちが訪問し、患者さんがご自宅で自分らしく安心して過ごせるよう、各診療科の医師と連携しながら質の高い医療を在宅にてご提供します。

患者さんが自宅でどう過ごすかを念頭に入れ、診療方針を計画

『あすかホームケアクリニック』は「顔の見える医療」をモットーとし、地域に密着した訪問診療、在宅診療に注力しています。内科、脳神経内科、呼吸器科、泌尿器科、皮膚科などそれぞれの診療を専門とした医師が質の高い医療をご提供します。各専門医が連携し、患者さんとそのご家族の方のお話をよくお伺いした上で在宅医療の方針をご提案します。診療時は特に、患者さんの目線で常に考えられることを意識しています。訪問診療、在宅での医療と言いますと、まずご自宅というプライベートなエリアに立ち入らせていただくことになります。ただ患者さんだけを診るのではなく、お風呂場やトイレなど、ご自宅の環境も必ず見せていただくようにしています。患者さんが実際にどのように生活するのかということをきちんと想像し、最適な診療をします。
訪問診療の流れとしましては、当院にお問い合わせをいただき、患者さんの病状などをこちらから確認します。既にかかりつけの病院などがあれば、そちらの医療機関から患者さんの情報をお聞きした上で初診日の調整を行います。初診は60分ほど時間をかけて、これまでの経緯や既病歴など、じっくりとお伺いし、患者さんとご家族それぞれのご希望などを考慮して、今後の在宅での診療方針を計画していきます。

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