志賀 万持子 院長への独自インタビュー

実家は祖父の代から続く老舗の歯科医院

島根にある私の実家は祖父の代から続く老舗の歯科医院で、現在は弟が三代目として跡を継いでいます。祖父は私が3歳のときに亡くなってしまったこともあり、正直あまりよく覚えていないのですが、歯科医師として地域の皆様のために一生懸命に働いていた父の姿は今でもとても印象に残っています。小さい頃には、そんな父の診察室にたびたび出入りして遊んでいました（笑）。そのような幼少期を過ごしたので、物心ついたときにはごく自然と私も歯科医師の道を志していましたし、それ以外の道に進もうと考えたことはまったくありませんでしたね。
大学卒業後はすぐに結婚をし、いくつかの歯科医院で働いたのち、北区豊島にある村上歯科医院に勤務しました。村上院長は私にとって師匠のような存在。在籍中はいろいろとご面倒もおかけしましたが、そんな私を我慢強く気長に見守ってくださったことに今でも感謝しています。
村上歯科医院には3年ほどいまして、その後、当院の院長職に就いたのが2003年のこと。ご縁あってこの地で歯科診療に携わるようになって早10年超、今では住まいも池袋から十条に移し、また近所の十条銀座商店街もよく利用していますし、すっかり「地元」といった感じです（笑）。

者様にとって通いやすい歯科医院であり続けたい

当院は、JR埼京線の十条駅から徒歩7分ほどのところにあります。このあたりもそうですが、北区は23区のなかでも高齢者率が高い地域で、当院の患者様についてもやはり、ご高齢の方の割合が高くなっています。それと比べると、子どもの患者様はどうしても少ない傾向にありますね。
私が当院の院長になってから今年（2015年）で12年目。先代の院長の頃から数えると、20年以上も前からこの地で診療を行ってきた歯科医院ですので、当院の歩みに合わせて、患者様の年齢も上がっているという側面もあるかもしれません。その代わり、月日を経ることで患者様とは気軽に世間話を交わせるような良好な関係を築くことができているので、引き続き患者様にとって通いやすい歯科医院であり続けたいと思っています。
10年以上前から通ってくださる患者様がいらっしゃる一方で、当院の目の前にはバス停（上十条4丁目）があることもあり、通りがかりの人が「今診てもらえる？」といった具合に、ふらりと訪ねてこられるケースなどもあるんですよ。

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